WHAT MAKES A MAN / ソ・ジソブ、チェ・デフン、ユン・ギョンホ
- MEDIA
韓国の雑誌「Allure Korea」にジソブさんのインタビューが掲載されていましたので皆さんにご紹介します。
<スタッフ翻訳文>
WHAT MAKES A MAN / ソ・ジソブ、チェ・デフン、ユン・ギョンホ
喜びと情熱の時間を歩んだ先で出会った『エージェント・キム:リアクティベーティッド』の俳優ソ・ジソブ、チェ・デフン、ユン・ギョンホの話
ソ・ジソブ
Q.『広場』に続いて、再びアクション作品ですね。今回は誘拐された娘を探しに向かいます。今回もこのジャンルに惹かれた理由があったのでしょうか?
『広場』をやってみて、アクションが本当に楽しかったんです。「次もアクションをやってみたいな」と思っていたところで、『エージェント・キム』に出会いました。最初はアクションというジャンルに惹かれたんですが、脚本を読み進めるうちに、その中に描かれている物語や、娘を失った父親の壮絶な思いが強く胸に迫ってきたんです。
Q.「平凡で少し頼りないキム部長」「高校生の娘を持つ父親」という役柄は、ソ・ジソブさんにとっても新鮮だったのでは?
父親役自体は何度か演じたことがありますが、ここまで大きな娘を持つ父親を演じるのは初めてでした。アクションが多く華やかな作品ですが、個人的には父娘の関係性により重点を置いていました。不器用でぎこちなくても、お互いを心から愛し合っている父と娘。その娘が突然いなくなった時、父親はどこまで必死になれるのか、そうした感情が伝わればいいなと思っていました。
Q.キム部長の選択を見ながら、「本当に娘のためにここまでできるだろうか」と考えたことはありますか?
僕自身も最初は想像しにくかったですね。でも、子どもが生まれてから高校生になるまで、一人で育てる父親を演じる中で、その感情を探っていく面白さがありました。共演したチェ・デフンさんもユン・ギョンホさんもお子さんがいるので、「こういう状況なら父親としてどうすると思う?」と相談したこともあります。でも答えは三者三様でした。そういうものを自分なりに組み合わせて役作りに生かそうとしました。
Q.キャストが発表されて以来、チェ・デフンさん、ユン・ギョンホさんとの共演にも大きな期待が寄せられています。
二人とも、本当に芝居がうまいんですよ!
Q.ずいぶん即答ですね。現場はいかがでしたか?
本っ当に上手なんです。三人とも演技のスタイルや持ち味がまったく違うんですが、それぞれがしっかり生きているんです。ギョンホさんは全身でエネルギーを表現するタイプ。デフンさんは台詞の味わいを生かしながら、じわじわと感情を表現します。僕は言葉よりも目線や動きで魅せるタイプですね。だから三人が集まると、「このシーンをどう生かそう」「この台詞はどう表現しよう」といつも話し合っていました。そうやって意見を交わしていると、自分でも気づかなかった新しい表現が自然と生まれてくるんです。表現方法は違っても目指すところは同じですから。その過程が本当に楽しかったですね。心強い仲間を得たような気持ちでした。
Q.三人がそろうと、現場の空気も変わったのでは?
ものすごく変わりました。重くなりがちな物語なんですが、三人が集まると空気が和らぐんです。おじさん同士だったり、長年の友人、父親同士のようなごく普通の瞬間が生まれていました。
Q.今回も迫力あるアクションが期待されています。『広場』のアクションとはどう違いますか?
『広場』が壮絶な復讐だとすれば、『エージェント・キム』は娘を救いに行く過程でのアクションです。誰かを傷つけることが目的ではなく、娘を助けるためにやむを得ず戦う。キム部長の目的は、娘を取り戻すことなんです。
Q.アクションの目的が違えば、体の動きも変わるものですか?
もちろんです。その人物の感情や考え方が体を通して伝わらなければなりませんから。無駄な動きを削ぎ落とし、感情まで見えるアクションが好きなんです。感情を優先したい場面では動きを抑えますし、見せるべきところではしっかり見せるようにしています。
Q.つまり、体全体で演じているということですね。
そう受け取っていただけたらうれしいです。キャラクターによってできるアクションは違いますからね。『広場』は荒々しく直線的なアクションでしたが、『エージェント・キム』ではさまざまな道具や状況を活用しています。それを実現するためにアクションチームやスタッフの皆さんが本当に力を尽くしてくださいました。代表的なのが「ワイヤー」を使うアクションですが、かなり難しかったです。糸のような特殊な素材を使って自然に見せるのは簡単ではありませんでした。でも、そういう難しい課題に向き合い、答えを見つけて目標にたどり着くまでの過程が、僕はとても好きなんです。
Q.『広場』のナム・ギジュンもそうでしたが、『エージェント・キム』も寡黙な人物です。そういう役柄に惹かれるのでしょうか?
僕は、台詞が少なくても視聴者に伝わる演技が好きです。状況と演技だけで納得してもらえる作品。もちろん必要な情報はありますが、それもできるだけ少なくして、目線や状況で表現するのが好きです。観る人が想像できる余白を残すのもいいですよね。明るい作品も暗い作品もやってきましたが、暗い作品の印象を持たれることが多い気がします。でも、自分自身は特定のイメージに縛られたいとは思っていません。この仕事はまだまだ長く続けていきたいですから。
Q.予告編を見ると衣装もかなり地味でしたね。少し物足りなくはありませんでしたか?
娘がいなくなってから数日間の物語なので、家で着ている普段着と通勤用のスーツ一着、それから原作ウェブトゥーンにも登場する黒いアンダーアーマーのトレーニングウェアだけなんです。本当にシンプルですよね。僕はむしろそのくらいが好きでした。
Q.30年前と比べるとコンテンツを取り巻く環境は大きく変わりました。それでも現場で変わらず大切にしていることはありますか?
撮影期間は短くなりましたが、現場そのものは変わらないと思います。みんなが一つの作品に向かって本気で走っていますから。個人的には、まず時間を守ることを何より大切にしています。それは昔から変わらない信条です。そして次はコミュニケーションですね。みんな作品を良くしたいという思いで集まっています。誰にでも足りない部分はありますが、それでも最善を尽くすことが大事です。終わったときに後悔しないよう、常に全力で取り組む気持ちを忘れたくないですね。
Q.時代を代表するスターであり、代表作も多いです。今もなお目指している到達点はありますか?
今はそういうことはあまり重要じゃないですね。正直、それほど興味もありません(笑)。自分が出演した作品を観て共感してもらえたり、「面白かった」と言ってもらえたら、それで十分です。自分の成功より、一緒に作品を作った人たちが評価されるほうが、ずっと幸せですね。
Q.今、挑戦してみたい作品はありますか?
機会があればノワールもまたやりたいですし、今の年齢だからこそできるラブコメやメロドラマもぜひ挑戦してみたいですね。
Q.長年この仕事を愛し続けられる理由は何でしょうか?
いつも新しいからです。まだシリーズ作品をやったことがないので、似ているように見えても、自分にとっては毎回新しいキャラクターなんです。新しい人物、新しい作品に出会い、視聴者や観客の皆さんが共感し、「面白かった」と言ってくださることが僕のエネルギーになりますし、「次はまた違うことをやってみたい」と思わせてくれます。
Q.撮影がないときはルーティンを大切にすると聞きました。どんな毎日を送っているのでしょうか?
撮影中は生活がどうしても不規則になります。だから普段の生活に戻ったら、できるだけ決まったルーティンで過ごすようにしています。起きて、ご飯を食べて、ジムに行って、仕事をして、午後にもう一度運動して、夕食を食べて休む。そのリズムを崩しそうな予定は、できるだけ週末に回しています。ほとんど毎日そんな感じですね。
Q.本当に会社員みたいな生活ですね。どこかに実在する「キム部長」のようです。
そうやってきちんとルーティンを守れた日は幸せなんです。崩れたコンディションを整えるためにも必要ですしね。それに、ときどき旅行に行ったり、多くはないけれど大切な人たちと過ごす時間も好きです。
Q.ファンから受けた愛情を返したいという思いも強く感じます。SNSや音楽活動も、そんな気持ちから始めたそうですね。
作品に出演できること、演技を続けられること、それは今も僕を待っていて応援してくださるファンの皆さんがいるからこそです。こんな無口な俳優を好きでいてくださって、本当にありがたいですね。最近はその思いを以前にも増して強く感じています。だからこそ、自分ももっと努力しようと思えるんです。
Q.『エージェント・キム』をご覧になる方には、どんなことを感じてほしいですか?
原作ウェブトゥーンをご存じの方は、派手で爽快なアクションを期待されるかもしれません。もちろんそういう楽しさも作品の随所にありますが、それ以上に、大切な家族を守ろうとするキム部長の姿、そして彼を命がけで支える仲間たちとの友情を感じてもらえたらうれしいですね。そうした美しい心が伝わればと思っています。
<後略>
>>こちらから記事の本文と写真がご覧いただけます。